一般社団法人 防災住宅研究所 所長の児玉です。宜しくお願い致します。
私は大きな災害が発生すると現地調査に入り、どのような住宅が損壊し、
どのような住宅が「無傷」であったのかを20年以上にわたって調査してきました。
皆さんは我が家を新築するとき、“まさか自分の家が災害によって全壊し、家族の命を奪う”
なんて、考えたことありませんよね。
しかしこの「まさか」が毎年のように繰り返されている現実があります。
1995年に発生した阪神淡路大震災では6,434名の死者のうち、
約8割に当たる約5,000名の方が、自宅が倒壊し圧死されています。
多くの災害の専門家がいるのにもかかわらず「災害から家族の命を守るには住宅が最も大事!」
と声高に叫ぶ方がいらっしゃらないのが不思議でなりません。
災害に対し最もリスキーな時は寝ているとき。その時、家族を守るのは「我が家」でしかないのです。
どの住宅メーカーも「わが社の住宅は地震に強い!」と言って販売します。
しかし、本当に強いのでしょうか?
2016年に震度7を2度記録した熊本地震では、最も被害の大きかった益城町で
「新耐震基準」で建てられた住宅でさえ99棟が「全壊」していました。
災害現場では毎年、「災害に強い」と言って販売された多くの住宅が損壊し、多くの命が失われているのです。
日本では「地震」「津波」「台風」「ゲリラ豪雨」「土砂災害」「竜巻」「河川の氾濫」「火災」など、
多くの災害が襲ってきます。
台風は巨大化し、南海トラフ巨大地震を始めとするプレート型地震の30年以内の発生確率は70%を超え、
直下型地震はいつどこで発生するのか予測はつきません。
高温多湿の日本は「シロアリ」も住宅を襲う災害と考えてもいいかもしれません。
このチャンネルでは、災害現場に赴き、災害の本当の怖さ、災害に対する住宅の現状や災害に関する情報を発信します。
災害「強い住宅」「弱い住宅」とはどのような住宅なのかを知っていただき、
襲い来る災害から「家族の命」を守っていただく一助になりましたら、望外の喜びです。
======
【チャンネル登録はコチラから!】
youtube.com/channel/UCumTjgoglP5avkSASDlwXPQ?sub_c…
======