#上亰鹿子踊保存会#かみよししおどり
#郷土芸能#大槌#ししおどり#まつり#しし踊り
岩手県上閉伊郡大槌町上亰地区鹿子踊
300年程前から伝わったと言われている。房州生まれの人が釜石栗林(沢田)で鹿子踊りを伝授したことから周辺に踊りが広まり、上亰地区にもこの踊りが伝えられたとされる。
踊りは別名「房州踊り」と云われ、元々地元に伝えられていた念仏踊りと融合し現在の踊りが形作られたと推測。
鹿子踊の特徴は必ず踊る前に褒め唄を歌ってから踊る事で、門・座敷•宿などを褒める。
前唄
中立ちに腰にさしたるしだれ柳枝折り揃えて腰を休める腰を休める
本唄
天竺の愛染川原の花にこそ ちぐさ娘神は立たれた神は立たれた
誠づくしの神ならば雌鹿子 雄鹿子結び合わせる結び合わせる
思わん方から霞が降りてここで雌鹿子隠し取られる隠し取られる
なんと雌鹿子が隠れても叢々すすき分けて尋ねる分けて尋ねる
風が霞を吹き払い ここで雌鹿子会うぞ嬉しき会うぞ嬉しき
雌鹿子雄鹿子のふり唄に見れや心が若くなるもの若くなるもの
白鷺は跡を惜しんで立ちかねる跡を惜しまず立てや白鷺立てや白鷺
小切り唄
一つ跳ねるはきりぎりす続いて跳ねる綾の機織り綾の機織り
鹿島御浜の叢々すすき 葉先を揃え霧をこまかに(もどせや)霧をこまかに
明山(暁山・焼山)の兎は何見て跳ねる十五夜御月見ては跳ねさる
黒雲はただ(はだ)おりかけてくる時は天の光かなわざるものかなわざるもの
あねこ達 踊りこ見たいから板戸を閉めて板戸の拍子ささら三拍子 ささら三拍子
鹿の子は生まれて落ちると踊り出る それを見真似て踊れ共達踊れ共達
かめごしは数より聞けや面白い都ではやる金のこん拍子金のこん拍子
七つ拍子に八つハツ拍子 九つ九拍子十で十拍子十で十拍子
奥山のてらてら雌鹿子にあやさるる遊び帰る富士の花山富士の花山
つばくろは親に不幸な鳥なれや 稲穂を枕に土を餌食に土を餌食に
天竺に梅と桜が咲き乱れ それを見る間に霧を戻せや霧を戻せや
鹿子こしの竹やましまだまだ若節はそろわぬ節はそろわぬ
春駒を庭の桜に繋ぎ止め駒が諌めや花も散り去る花も散り去る
駒が蓬に束ね入れ駒も蓬も見てもわからぬ見てもわからぬ
会津若松越えかねて爪を揃えてあやの駒から あやの駒から
『稽古照今』…一生懸命な子供達のために…