人類が目を持たなかったら
どのような文明(科学や数学、芸術)をもちえただろうか?
イルカなどの生物は、視覚情報よりも
聴覚情報のほうを当てにして
海を泳いでいるようです。
光じゃなく音で実態を把握しています。
潜水艦のソナーです。
目が見えないのに、音の情報だけで
どうやってこの世界を科学するのか?
果たしてそれは可能なのか??
フォノグラムを科学しようと思ったとき
そこまでの仮定を置かなければ
本質を抉り出せないと直感しました。
つまり、フォノグラムを知的理解に変えようとしたとき
既成の科学は一切使えないということです。
既成の科学とは、視覚の科学だからです。
音響学があるではないか??という声が聞こえてきそうですが
それは、音に対して視覚科学を強引に当てはめた
実態を把握していない科学なのです。
では音の科学は考えられなかったのか??
それは和声理論や「調律の理論として残っていますが
これは、視覚の科学とは全く異なる様相を呈しています。
そのようなことを念頭に置きながら
数学や物理学、そして音楽というものを
もう一度見直していく事をしていきます。
そうすることで何が見えてくるのか?
おにょTV:盲目の幾何学者シリーズ
しばらくこのテーマでお送りしていきたいと思います。
また、このシリーズは、フォノグラムの本格的研究の入り口でもあります。