執行草舟(しぎょうそうしゅう)
昭和25(1950)年、東京生まれ。立教大学法学部卒。実業家、著述家、歌人。生命の燃焼を軸とした生き方を実践・提唱している生命論研究者。
著書に人生論『生くる』、詩歌随想集『友よ』、哲学・思想エッセー『根源へ』(以上、講談社刊)、戸嶋靖昌の芸術作品とその生涯を紹介した決定版『孤高のリアリズム』、独自の芸術思想が語られた『憂国の芸術』、様々なテーマから「生命の燃焼」論を語り尽した『生命の理念』、若き現役医学生と文学・哲学・宗教・生命論等を真正面から語り合った対談本『夏日烈烈』(以上、講談社エディトリアル刊)、本のソムリエ・清水克衛氏との対談本『魂の燃焼へ』(イースト・プレス刊)、人間の老いについて語った共著『耆に学ぶ』(エイチエス刊)、「憧れ」への果てしない想いがこめられた渾身の一冊『「憧れ」の思想』、自身の波瀾に満ちた半生を語った『おゝポポイ!-その日々へ還らむ-』、臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老師と禅と武士道の真髄を語った対談本『風の彼方へ ―禅と武士道の生き方―』、松下幸之助の思想と人間的経営の核心に迫る『悲願へ ―松下幸之助と現代―』、PHP研究所内で一年以上に亘って行なわれた講演会をもとにした816頁に及ぶ一大著作『現代の考察―ただ独りで生きる―』(以上、PHP研究所刊)、また『見よ銀幕に―草舟推奨映画―』(戸嶋靖昌記念館刊)がある。日本菌学会終身会員。
また独自の美術事業を展開しており、執行草舟コレクションを主宰、戸嶋靖昌記念館 館長を務める。草舟の蒐集する美術品には、安田靫彦、白隠、東郷平八郎、南天棒、山口長男、平野遼等がある。魂の画家・戸嶋靖昌とは深い親交を結び、画伯亡きあと全作品を譲り受け、戸嶋靖昌の遺志を継いで記念館を設立した。その画業を保存・顕彰し、千代田区麹町の展示室で公開している。