画像撮影の日に行なわれたイルカ追い込み漁NGO団体Life Investigation Agency (ライフインヴェスティゲーションエージェンシー)による詳細なレポートを添付します。
2023年11月12日 曇り。※投稿をシェア、リポストなどする場合は画像サイズを変更しないでください。
9時20分、猟師達の船(バンガーボート)が太地港方面に戻って来ていることを確認。
しかし、1艘目の船が燈明崎沖に設置されている定置網の横に差しかかったところで止まり、ゆっくりと港方向に走ったり、止まったりと、動きが不自然な為、注視していた。
暫くすると、止まっていた猟師達の船は、港方面に向いていた船首を沖側へ向きを変え、速度を上げて燈明崎から西の方向へ一斉に向かって行った。
この動きから、猟師達が戻る途中にイルカを見つけたことがわかった。
イルカの群れは途中で2つに分断し、猟師達は二手に分かれて追いかけていたが、沖の方へ逃げたイルカの群れは逃げることができたが、もう一つの群れは、どんどん太地港方面へ猟師の船に追われてきてしまい、港手前を直角に曲がるしかなく、そこからは浅瀬となっている為、イルカ達は逃げ場を失い、10時18分、畠尻湾に押し込まれ網を張られてしまった。
捕まってしまったのは、子どもを含むハナゴンドウの家族。
※ハナゴンドウはIUCN(世界自然保護連合)のRed List「LC」に指定されている種である。
※世界中の国々の中でRed Listに指定されているどうぶつを公に殺して食べているのは、日本と中国くらいである。
10時34分、猟師が乗ったスキフボートが影浦湾奥の殺害場所のグレーのタープ(殺害するところを撮影できないようにするための目隠しのシート)の下へ入って行き、殺す準備を始めた。
畠尻湾入口には、殺したイルカを運ぶためのバンガーボートが待機している。
猟師達は準備が終わると、スキフボートのエンジンを使い、イルカたちを畠尻湾奥の影浦湾へ押し込んで行く。
イルカ達は、2つに分かれて網で囲われ、影浦湾の奥側の網に囲われていたイルカたちが殺害場所へ次々と押し込まれて行った。その内3頭のイルカは最後まで逃げていたが、狭く囲われている為、逃げ場もなく最終的には影浦湾奥の殺害場所へ押し込まれてしまった。
そして、すぐに沖側に囲われていたイルカたちも猟師達のスキフボートのエンジンで、更に影浦湾の奥へ追いやられた。
若いイルカ2頭がパニックになり、グルグルと回っていたが、ダイバーが羽交い締めして捕まえ、殺害場所へ強引に連れて行かれた。
11時3分、殺害場所の黒いカーテンが引かれ、イルカ達の殺害が始まった。
殺害場所に押し込まれたイルカ達は、個別にロープで固定され、逃げられないようにされてから、噴気孔の後ろに先が尖った金属棒を繰り返し突き刺され、脊髄をグチャグチャに損傷させられ、出血多量で痙攣しながら苦しんで暴れ、死んでゆく。
11時10分、殺されたハナゴンドウの遺体は、尾びれを黒いロープで縛られ、2艘のスキフボートにそれぞれ6頭、6頭に分けられ(計12頭)、引き摺られながら殺害場所から出てきた。
スキフボートに引き摺られた遺体は、残されたハナゴンドウの家族達の目の前を通過し、太地漁港内の遺体解体場所に運ばれて行った。
残された子ども7頭、赤ちゃん1頭(計8頭)のイルカ達は、殺された家族の血の臭いがする畠尻湾で、暫く放置された。
そして、残された赤ちゃんのイルカは、さっきまで一緒に寄り添いながら泳いでいたお母さんを失い、1頭で泳いでいた。
12時13分、猟師達の船が畠尻湾に戻り、12時27分、残ったイルカ達を、追い込んだ方法と同様に、鉄管(バンガー)を鳴らし、イルカ達にストレスを与えながら、沖へ追い出して行った。
生きたまま赤ちゃんや子どもを海に捨てた場合、既に殺された母親を探してクリックして鳴き続け、いずれ死亡する。
イルカは哺乳類であり、母親の母乳を飲めないと生きてゆけない。また、イルカは家族で群れを構成して捕食して暮らしているので子ども達だけ海に放たれたところで生きてゆけない。
人間の赤ちゃんや子どもを山の中に置き去りにして生きてゆけないのと同じた。
太地漁港内の解体場所に運ばれたハナゴンドウの家族は、頭を切断され、尾ビレ、胸ビレ、背ビレを切断され、腹を切り裂かれて内臓を引き抜かれ、胴体を切断されて切り刻まれ、血まみれで食肉となった。
これがイルカショーの裏側だ。
この和歌山県太地町で行われている「鯨類追い込み網漁」通称「イルカ追い込み猟」は、赤ちゃんや子ども、母乳を与えている母親、妊娠中のイルカも容赦なく殺されている。
そもそも、日本では、鯨類(クジラ、シャチ、イルカ)の捕獲は、法律で禁止されている。
しかし、この法律には抜け穴が作られていて「都道府県知事が許可をする場合は捕獲が出来る」という事になっている。
知事が許可を出しているのは、北海道、青森県、岩手県、宮城県、千葉県、静岡県、和歌山県、沖縄県の計8都道府県。
この8都道府県の、2019年の小型鯨類(イルカ)の捕獲総数1840頭の内、最初から食肉にする目的の「突きん棒猟」および「小型捕鯨」にて捕殺したイルカは866頭であるのに比べ、「生体販売」する事が可能な「追込み猟」で捕獲・もしくは捕殺したイルカは974頭。
そして、この「追込み猟」の許可を出しているのは、現在、和歌山県知事のみ。
つまり「和歌山県 太地町」の猟師のみが日本で唯一「イルカ追い込み猟」を行っている。
そして、この「追込み猟」で捕獲したイルカは、どのように利用しても良いという事になっているが、それぞれの販売価格は、全く異なる。
イルカを食肉にした場合、1頭あたり、1万5千円~5万円程度だが、イルカを生きた状態で水族館などに生体販売する場合、調教が終った後の販売価格として、1頭あたり、450万円~650万円で販売される。
食肉にすると5万円。
生体販売すると650万円。
太地町のイルカ猟の7割~8割が生体販売からの収入。
※2019年に太地町で捕獲されたイルカ998頭の内「突きん棒猟 24頭」「追込み猟 974頭」。割合として、全体の97%が生体販売可能な追い込み猟で捕獲され、最初から食用目的で捕獲しているのは、わずか2.4%。
また、太地町の追い込み猟は、1969年に太地町営施設の「くじらの博物館」が建設された際に、生きたイルカを展示してお客を集めようとして、客引き用の生きたイルカを捕獲する為に始められたもので、開始から54年しか経っていない。
つまり太地町のイルカ追い込み猟は「食文化」でもなければ「伝統」でもない。
世界中の水族館で行われている、イルカショーのための、新しい生体販売ビジネスだ。
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