教育の原点『人の幸せを願う心』

2 videos • 99 views • by LightRoseGarden 教育者として教育の原点とは何かを問われたならば、躊躇することなく、「人の幸せを願う心」だと僕は答えることでしょう。人生に答えがあるとするならば、その源は人の命、すなわち本質にあります。英語や数学ができること。それは人を幸せにする手段にしかすぎず、教育目標としてはとても小さなことではないでしょうか。成績を上げることよりも人を幸せにすることのほうがもっと大切であり根源的な目的ではないでしょうか。人の幸せが奪われる時、私たちの命は何が一番大切なことなのかを自ずと一人ひとりの心に語り始めます。そのことを若い世代の人たちと見つめなおしたくて、この文章を今から20年以上も前に、かつての教え子たちのために書き綴りました。未来を担う頼もしい若者たちが人の幸せを願う心で勉学に励むことができたならば、未来は必ず幸せに溢れた世界となることでしょう。人の幸せを願う心で勉学に勤しむ者こそ、どんな困難にもめげず、常に前を向いて進み、人の幸せを大切にする新しい時代を切り開く素晴らしいリーダーとなることでしょう。そういう時代が必ずやってくることを僕は教育者として信じて疑いません。英語ができるから先生になる。数学ができるから先生になる。そのような動機で学校の先生になった人たちは今、いじめという不得意な分野で苦しんでいます。英語や数学ができるのは教師として当然のことであって、それ以上に教育者に必要なのが若者たちの幸せを願い、その人生を応援し、悩みから救い出すことができる人格と力なのです。大学に入ってから教職の勉強をしたのでは遅すぎます。小中高校生の現役時代に、多くの友と悩みを共有し、共に友情を育み歩む日々の積み重ねこそが素晴らしい未来の教育者を育むのです。あらゆることにおいてこの日本はまだまだ改善できる点がたくさんあると僕は40年以上前から感じています。(LightRoseGarden)